howlmiiの日記

憧れのミニマル生活

夏休みだ。自分研究。

こんばんは、かみごんです。


子供達が夏休みに入って、3週間くらい過ぎたでしょうか。

茹だるような暑さと、1日3回やってくる食事の支度。そして何よりも外に出て気分転換がしづらいこの環境。だいぶ疲れが溜まってきました。


去年は、これに加えて夏休みの宿題問題もありました。

さすがに大学生と高校生になったので、夏休みの宿題に関しては一切気にしていません。


やるならサッサとやる。

やらないなら…後の事は知らないよ。


課題に使う教材などの請求はされますが、

お財布がキツイだけで、心理的ストレスはだいぶ減りました。


息子は夏休みの宿題はコツコツとこなしていくタイプですが、娘は夏休みが終わったのに、宿題は終わっていない…というタイプです。

かみごんが1番苦手なタイプです。


なんでやらないの?


それしか言葉が出ません。


毎年8月31日の夜は夜鍋でした。

そして翌日の早朝も宿題に追われます。


かみごん、全く手伝わない訳ではないので、

自由研究であれば、企画内容のアドバイスもしますし、道具を準備して、纏めるところまで二人三脚です。

でも、娘は詰めが甘いというか。


せっかく一緒に頑張った自由研究は

最後の考察の欄が埋まっていなかったり、

自分でやるしかないドリル・ワークが終わっていなかったり、

全体的にちょっとずつお残ししたまま

新学期を迎えます。


高校生は自由研究という課題はなさそうです。


自由研究はまず、テーマを決めるまでが長い道のりです。



かみごんが小学生の頃。

かみごん、何かを写す、絵を描く、字を書く

これらの事が大好きです。

自分で作る事よりも模写する事が得意でした。

自由研究となれば、図書館で図鑑を借りてきて、

大きな模造紙に書き写していました。


「調べ学習」の括りに入るかと思いますが、

纏める作業以外にはあまり頭は使いません。

色鉛筆と時間はかなり使いますが。



毎年、かみごんは、この感じで乗り切っていましたが、

小学6年生の時、同じクラスの子の自由研究発表を聞いて自由研究についての概念が変わりました。


その子は、ある成分の含有量について調べたのだと記憶していますが、詳細は忘れてしまいました。

確か、身近な飲料に鉄分が含まれているか否か?

だった様な。


「○○には鉄分がありました、□□には鉄分は含まれていません」という感じで

いくつか順番に発表していったのですが、

最後に衝撃的事実を発表してくれました。


鉄骨飲料から鉄分は出ませんでした」


その一言で、クラスのみんなが「ワーッ!」と笑ったのを覚えています。


鉄骨飲料といえば、当時はかなり画期的な飲み物でした。今の様に、エネルギーチャージのドリンクが出回っている世の中ではなかったので、


美味しいジュースで鉄分という栄養素を補給できる

なんて。すごい。


って感じです。


いつもはクールなイメージの女優さんが

軽快な音楽に合わせて、個性的なダンスを

これまた奇抜な衣装で踊っているCMは今でも薄ら記憶に残っています。


あの鉄骨飲料に鉄分がない?!


小学生にはあまりにも衝撃事実でした。


大人になってからもたまーに、この事を思い出す事があったのですが、

冷静に考えてみれば、わかるかと。


どの様に鉄分を検出したのかは、分かりかねますが、

小学生の自由研究です。

きっと鉄分に反応するような試験紙を買って、

スポイトで2.3滴垂らしてみたのだと思います。


スポイトで2.3滴垂らしたくらいの量では

含有成分が微量な物には、

きっと反応出来ない事は大人ならわかります。


でも当時の自分には

たかが小学生の自由研究で世の中の闇の部分が明かされてしまった。というくらいの衝撃でした。


ただ、自由研究に対しての自分の気持ちも変わったのも事実です。


今まで何かを丸写しする作業しかしてこなかった自分は、ずいぶんつまらない研究をしていたんだなぁ。と

初めて気がつきました。


残念ながら翌年には中学生になっていたので、

かみごんは自由研究という課題はもう出ませんでした。


リベンジ。

とまではいきませんが、

かみごんの子供達には、自由研究は

本当に好きな事をさせました。


1番印象的なのは、息子が6年生の時にまとめた、

ディズニーランドについての研究です。

これは何かの賞に選ばれた記憶があります。


模造紙いっぱいにテーマパークの地図を描いて

アトラクションやSHOW、サービスはもちろん、

ディズニーの世界観を創り上げるバックグラウンドを

細かく説明して書き出しました。

参考文献も幾つか買いました。


今の様にググったら簡単に出てくる様な事はなかったです。


少しだけ、いや、半分くらいは手伝いましたが

かなり頑張ってやり遂げた夏休みの自由研究だったと思います。


息子が当時大好きだった物だからこそ、

最後まで楽しく完成させられた課題でした。


先ずは自分の好きなことを見つけて。

それに向かって試行錯誤しながら好きな自分に近づいていく。


夏休みの自由研究も好きな自分に少しでも近づける様なテーマが見つかるといいですね。